月と金星に誘われて

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＊惑星のダンス：太陽・金星・地球の美しい調和が描き出す図形

ホロスコープで扱う天体の中で『女性』を示す月と金星は、自分自身が心地よいと感じる場所へと連れてゆくセンサーなんだなぁと、よく思います。

自分の意識でコントロールしているわけではないけれど自然と湧いてくる、心地よいという感覚やリラックス。
そして、喜び・楽しみ・美しいと感じること・心地よい人間関係。

そういった自分から湧き出る感覚をしっかりと受け取り『太陽』へと受け渡すことで、私たちの意志や目指したい理想へと反映されていきます。

月と金星の違い

月と金星は『感じる力』を表しますが、それぞれに特徴があります。

月：感受性の基盤・過去に基づく生活を守る力

金星：未来を開くための楽しみの追求力

特に金星は、自分を美しく飾る楽しみであったり、人間関係の調和を求めるため、女性であることや人生を楽しむのに活躍してくれている感性。

実際にこういったことを大切にしている女性は、なんだかいつも柔らかく、その人らしい華やかさでとても可愛らしく見えますよね。

月と金星が発達する発達年齢域は

・月：０歳～７歳
・金星：１６歳～２５歳

この頃にもっとも感性が活発になります。

まだ社会人としてのしがらみも少なく、個人的な好みを思い切り楽しめる時期ですよね！

置いてけぼりになりがちな感性

そのかわり・・といいますか、大人になってくると社会の中での自分の立ち位置であったり、生活を続けるために必要なこと、お金のこと、他者との関係の中で生まれる自分の役割・・と、個人的楽しみだけではないことがたくさん出てきますよね。

もちろん、すべて自分の人生のために大切な取り組みなのですが、そうしてる間に月と金星は後回しになってしまうこともあるかと思います。

例えば・・

・自分の個人的な感覚や感性というものと現実が折り合いがつかないことが多く感じ、いつの間にか気にしないようにしてしまう。

・逆に個人の感覚や感情に振り回され、外の環境とうまく調和する方法を見出せず、自分の感覚を生かした世界の構築ができる可能性をあきらめてしまう。

など、だんだんと自分の感性をもとにした選択や行動を手放していってしまうという流れです。

とはいえ、月と金星だけが重要なのではなく、その『感覚・喜びを感じること』の情報を受け、自分の選択や目指す方向性へと接続する、実際に動き構築していく役割（太陽・火星・土星）へとバケツリレーのように渡し繋げていくということが大切だということです。
長期的にみて、自分の感性に合っている、快適さが多い環境や方向性の方がいいですものね。

そのように考えてみると、この感性という情報は、私たちの中の『何かを目指し構築していく役割』にとって、とても有効な情報になる（方向性や選択のための大切な情報となる）と言えると思いますので、そういった意味で、自分にとっては当たり前のようになってしまっている感性を、もう一度改めて丁寧に注目してあげられたら、選択に迷う時や、不安にハマってしまった時にも、自分のベースとなる元気を取り戻すきっかけにもなって来るのではないかと思います。