ホシノテント

Light My Fire

INNER SUN

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私たちが生きている間、希望となる太陽の光。

植物が光の方向に葉を向け成長していくように
私たちも自分の内に見出す光の方向を目指せると、人生も自分自身も輝きを増すように思います。

とはいえ、人はなんだか知らないうちに生まれ、生きることになりますよね。
私も小さな頃、何が問題なのかはわからないながらも、
定期的に『私は一体なんなんだ・・?』という漠然とした思いが浮かぶことがありました。
 
占星術では、天体の年齢域というものがあり、太陽の年齢域は25ー35歳です。
 
自分は何を目指すべきなのか、この行為の意味はなんなのかと真剣に考え模索する時期と言われ、生きながら己で本質を見つめるような期間となります。
ですから、現在25歳ー35歳の方は、いろいろ体験しながら自分を観察していただけるといいのではないかと思っております。
実際に人生の目的らしきもの、自分を貫くように『こうだっ!』と思ったり、押し出したりしていく必要にかられるのは火星期に入ってからになるように思いますので、
この時期は焦らず、どちらかというと消去法的なつもりで世界を広く見て体験し、
そのたびに自分の反応や湧き上がる『疑問』について考えながら、ご自身の感性を楽しんでもらえたらなと思います。

太陽期に続く火星期

占星術的には、このように人生の段階を考える物差しがありますが、
ところがどっこい、自分の人生の目的や自分の意見というのははっきりしなくても生きれるわけです。
しかしそうなると、どうしても精神的に寄りかかるものが必要になってくるように思います。
 
太陽期の後は、36歳から10年間続く火星期に突入することになりますが、
その時、いったい何に燃えればいいのか?!
せめて『おいらは寄生して人生を全うするのだ!』とか決めている(自分で決めたという自覚がある状態)のであれば、それはそれでなんだか面白いようにも思いますが、
それはあれですね、『ウイルス族』と名付けたくなりますね。
現在、実際のウイルスくんは拡大しないように対策されているわけですが・・・><
 
さて、水瓶座の世界が本格的にスタートしたら、このウイルス族も今までのように『なんとなく』ではなく、個性として『あり』になってくるのでしょうか。
何かが存在するということは、必ずもう片方が在ることになると考えると、宿主は宿主族として存在するようになるだろか。
なんとなくで、どこにでもしれっと寄生するというのがなんだか難しそうな予感がする今日この頃でございます。

太陽とジャンポール・サルトル先生の言葉

太陽のことを考えておりましたら、ふと、ジャンポールサルトル先生の
『人間は自由の刑に処されている』という言葉を思い出して、
そうなんだよなぁ、
あまりの自由っぷりにおののきます。と思うこととなりました。

自己責任的な水瓶座の足音が大きくなってきたように感じますね。

サルトル先生は『実存は本質に先立つ』とおっしゃっておりますが、
たとえ本質というものが先にあったとしても、やはり自分が生きる間に本質というものを考えることがなかったら、いつも身の回りに起こる何かに対応し続け、誰かが生み出した物質と、意見やルールの中で生きていくことになるように思います。


その状態がなんだか空虚であったり、人任せでは厳しい状況や環境になってしまったから、サルトル先生の言葉はその時代に響いたのでしょうね。

しかし、時代は変わっても、なんだか変わらないなぁとも思うわけで、
こういったことは普遍的なテーマのようにも思います。

来たるみずがめ座の時代に、
『孤立』ではなく、精神的に自立することで、同じように生きる仲間とともに太陽の光(理想)を目指し生きる。

それが水瓶座の時代を楽しむ秘訣ではないかと思っております。

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 実存主義を広め、世界中の若者に多大な影響を与えた哲学者
ジャン
=ポール・サルトル Jean-Paul Sartre 
1905年6月21日生まれ 双子座の紳士