ホシノテント

Light My Fire

INNER MOON

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『自分のお月様を愛でる』


月の満ち欠けリズムとリンクするのは、私たちの心・体のベース。

毎日毎日、毎月毎月『繰り返す』ことで育まれている自然な働きです。

 私たちに備わった自然な心や体のサイクルは、ほっておいても繰り返されるのでなかなか意識には上がってきませんが、私たちが健やかに生きるために大切な『排出と再生』を繰り返すこと、そして環境や出来事から受ける変化に対し自分を守ろうとする心と体の調整に関わっていたりと様々な働きをしています。

 ホロスコープで使用する10天体の『月』は、その人の『ベース』を表し、私たちが生きるために必要なエネルギーの充電器のような働きと考えられます。

 発達する年齢域は幼少期で、この頃に、環境から受け取ったもの、繰り返されたことによりインプットされる動きやパターンが、快・不快の感覚のベースとなり、自分自身がリラックスを感じる空間や環境づくりへとつながっていきます。

このリラックス状態があることで、心と体はエネルギー充電していくのですね。

●月を愛でるコツ

エネルギーの器である『月』が不調になってくると、エネルギー不足や気落ちした状態が続きがちになります。

月は公転周期が早く、さらに満ち欠けという変化をしますが、毎晩夜空を見上げればその姿を確認できるように自分自身が意識を向けることで自分自身のベースの様子を伺うことができると考えてみます。

月が満ち欠けを繰り返すように、リンクすると考えられている心や体の機能・気分も、基本は揺らぎ満ちてはかけるを繰り返すのが自然。

また、月はひと月ごとに12のサイン(星座)を巡ること、そして日々降り注ぐ月以外の天体のエネルギーを常に受信していると考えても、何かしら影響を受け変化するため、私たちの意識からすると不思議な揺らぎ方をしているようにも思います。(例えばいつもと変わらないのに『なんだかさみしい』と感じるとか、特にいいことがあったわけでもないけど『満たされてる感じがする』などなど・・)

私たちにとても身近な天体ですので、意識を向けたり、手をかけたり、ちょっと話しかけてみる、そういったちょっとしたケアで、コロコロと状態を変える月のご機嫌も取りやすいのではないかと私は思っています。

気分や心、そして毎日の体調は『揺らいでもいいもの』『揺らぐことで何かを育んでる』というベースで観察するようにすると、心と体のベースは軽やかになってきます。

 

●月観察のポイント

ポイントは月だけに偏らないことで、10天体それぞれの役割を別々に観察していくことです。

月は基本的に受容する性質で、その受け取ったものの中で働くため、健やかである為には、そもそも私たちが自分自身に用意している『環境』行なっている『行為』というものがとても大切になってきます。

月を、『自分の中の小さな子供』『可愛いペット』のように想像すると、彼らが元気であるために私たちが用意せねばならぬ!ことがたくさんあるように思います。

自分の中にある月を観察していると、その感情の動きが様々なメッセージを発信していることがわかります。

それは、自分自身がよりよく生きるための方向のヒントなのです。

それを、『見過ごしすぎてるかな?』と感じる方は、もう少し存在に目を向け、メッセージを聞いてあげてください。そうか、そうだね、と聞いてあげるだけでも違ってきます。

逆に揺らぐが当たり前!なお月様と一体になりすぎ、振り回されすぎてるかな?と感じる方は、太陽の『目的意識』の方に目を向け、本当に月が穏やかで喜んでくれる生き方・環境づくりにエネルギーを注いであげるようにします。

太陽と月は、いつも一緒にいるのが自然です。太陽の時間・月の時間が毎日巡るように、自分自身が意識することで、ベストな関係を築けるようになるのではないかと思います。