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ホロスコープは子育てに活かせるかしら?

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こんにちわ。

KINです。


お盆は両親の実家に集まり、弟家族と過ごしておりました。

男の子2人の兄弟なのですが、同じ両親から生まれ、同じ家庭(環境)で育っても、全然性質が違う!当たり前といえばそうなのですが、観察するととても面白いですね。

 

私は子供はおりませんが、子供がとても好きです。

彼らほど純粋な意志を抱き、それを軽やかに体現する人々はいないと思っています。

そして大人が思うよりもいろんなことを知ってるし、また興味津々で物事をよく観てる。

 

占星術の講座に参加される方の中には、お子さんがいらっしゃる方も多いので、

子育てにホロスコープは役立つかな?というお話になることもあるのですが、

私個人の意見としては、ホロスコープというツールは、実際の本人と照らし合わせることで象徴を切り取ってきて役立てるというところがあるように思いますので、

未来が未知数!な子供に使用するときは、ホロスコープというものがいかにして存在しているのかを、しっかり理解しておくことが必須だと思っています。

未知数なのだから、物差しで測れないぜ!という感じです^^

 

でも、大人が知っておくといいな!と私が思うこともありまして、

それは『天体の発達時期』です。

ホロスコープで使用する10天体の特徴や、それぞれに役割がある天体がどのように発達するか?

またその発達する(その役割のベースとなる影響が大きい)年齢域などの情報は自分にもとても役立ちましたので、大人が子供と過ごす事を考える時にも役立つかもしれません。

各天体のそれぞれの発達時期は 以下のようになっています。

 

●0〜7歳  :月

●8〜15歳 :水星

●16〜25歳:金星

●26〜35歳:太陽

●36〜45歳:火星

●46〜55歳:木星

●56〜70歳:土星

●71〜84歳:天王星

●85〜   :海王星

●死の瞬間  :冥王星

 

小さい頃の天体の発達を考えると、

月:感情の快・不快などの基礎的反応パターンを作り出す

7歳までの月の育成期、子供は周囲の印象をところ構わず吸収し記憶していきます。

まだ物心つく前の年齢なので、入り込んでくる印象に対して知的な選別をすることはありません。

たまたま目に入ったものすべてを記憶するのです。

・・・

生活に必要な基本的パターンなどがこの時期に記憶され、

その都度反射的に再現されます。

引用:松村潔 完全マスター西洋占星術 

 

この頃は身近な家族の様子を見てそのままの印象をインプットすることで、自分のパターンが形成されていくということですね。

自分が環境から受け取る『繰り返されることで記憶したパターン』に似たものを、のちに心地良く感じ、それ以外のものを不快と感じる。

このように、この頃に月が習い覚えた習慣的スタイルが、外界の印象に対して起こす反応パターンとなるそうです。

自分では意識できないけど、他人から見える『癖』もこの頃に出来上がるそうです。 

とにかく吸収型の時期なのですね。

『月』というのは人間性の土台となると考えますので、この時期は、自分が存在すること、生きるということに、安心感をたくさん感じさせてあげられるといいのかなと思いました^^

たくさんふれあって、気持ちや感覚も自由にのびのびと発揮させてあげられることができたら、感性が豊かになりそうですよね。

 

 8歳から15歳までの時期は

水星:神経作用や知性の発達をつかさどる

月よりも長期的で広い視野の意識の中で子供が成長していく過程になります。

・・・

月が示す好き嫌いという感情パターンが形成された直後から、水星の管轄する知性が育成されるので、

算数は嫌いだが語学は好き、サッカーは好きだけど野球は嫌いなど、月の快・不快が強く反映されてきます。

好みがはっきりと現れるのですが、水星の平均的な発達のためには、

この月の持つ好き嫌いという感覚からある程度はなれなくてはならないでしょう。

かといって、あまりにも離れすぎると、問題が起こります。

というのも、月はその人が安心して生きる基盤ですから、

そこからあまりにもかけ離れた種類の勉強をすると、感情を傷つけ自己喪失を起こしかねないからです。

引用:松村潔 完全マスター西洋占星術 

 

いろいろなことを、覚えたり、体験することがポイントとなる時期ですね。

私は、この水星の管轄に関してもとても重要だと思ってまして、

学習の仕方のスピード・やり方が個性によって違う為、

集団で学ぶ場とは言え、その子の個性にあった方法や、得意なことを伸ばせるように、自由にやらせてあげられたらなと思ったりします。

好み以外のことを含めた、様々なことを学ぶ力が育つので、

それを楽しめるように、学ぶスピードや方法のチョイスは自由にしてあげたほうがよりいいでしょうし、どんどんいろんな方法を知っていくことが楽しいと思ってもらえるのが、この時期は1番大切なんじゃないかな。

 

この、新しいことを学ぶ時の方法については、私もよく考えるのですが、今はなんでも簡単に調べることができる時代ですので、他者に教わるということとは別に、興味のあることだけでも『自分で手を動かし、体験しながら考える』という、面白さや忍耐力をこの頃に体験させてあげると、より知性が発達する学び方ができるようになるのかもしれないなと考えたりします。

自分でも改めて振り返ってみると、子供の頃好きだったものや、やり方が、今でもかなり影響しているようだと思いました。(というか、変わってない。。!)

金星の時期の高校生以降は、どのように過ごしていたか結構思い出せるので、振り返り検証が楽しかったです!

 

水星以降の発達域の内容が気になる方は、引用させていただいている松村潔さんの本をご覧くださいね♡

 

また、プログレスやトランシッド で、時期などを読む場合は、天王星海王星冥王星が、『太陽や月』に関わる時期があるかを見ておくといいかもしれません。

これはお子さんだけでなく、パートナーの様子の変化を理解してサポートするにも役立つと思います。

以前、星を読める何名かでホロスコープ検証する際に、参加されている方の旦那様の太陽にもうすぐ冥王星が合になるということで、パートナーの方の年齢や実際の状況を踏まえ、参加してる方みんなで、さてどのようなことが起きうるか、どう支えるかとそれぞれに考えたことがありましたが、このようなホロスコープの使い方は素晴らしいなと思いました!

人生いろんな時期がありますし、私もつい、共に過ごす人への理解の大切さを忘れてしまうので、たまにネイタルチャート見て、『あ、そうだった、違う人間だった』と思い直したりしています!笑

家族は、だいたいホロスコープが似ていたり、だれかの極端な部分に対応できる免疫を持ったホロスコープになったりしていることが多いので、まずは、検証の元となる、実際の人生の経験を持っているご自身のチャートをしっかり読んでおくと、お子さんのチャートの生かし方もわかりやすくなるのではないかと思います。

 

そして、これは余談ですが、、、

今は割と子供達にとってなかなかに世知辛い世の中だと感じますが、以前読んだ本で昔の日本の様子を知り、とても感動したことがあります。

子供が子供らしく元気に過ごしている様子と、生活をせっせとして過ごす大人たちの様子が描かれているのですが、大人と子供の関係はここに描かれている世界がいいと私は思っています。

とてもオススメの本!

渡辺京二 逝きし世の面影 平凡社

 

子供達にとってはいつだって、通りすがりのヒトな私ですが、なるべくポイズンな大人として接しない!と気をつけながら

『子どもたちが、どうかすくすくと健康に育ちますように』と願っております。

 

KIN